すの記

フリーランスライター・鈴木希望のブログです。

【スズキケ話】息子、母の恋愛に言及する。

小2息子が

「のん、次は斬り付ける真似したら倒れてくれる彼氏と出会えたらいいね」

と唐突に言い出したもので、お茶を吹き出しそうになった私。

「お前さんは私の恋愛を何だと思っているんだ……でもいいなぁ、そんな人」

「でしょ?そういうことするのがのんなんだし。今までいなかった?」

「うーん、いたにはいたけどねぇ……今後仮にそういう人と出会えたとしてさ、その人と私が付き合えるか、私がその人を好きになるかどうかはわからないんだよねぇ……」

「ふーん……難しいんだね」

「うーん……難しいんだよね」

「まぁでも、いたらいいよね」

「そうだね」

 
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ちなみに私は魚っぽいお顔立ちの人が好きです。小松利昌さんとか、生瀬勝久さんとか、さかなクンとか。

中学生のとき好きだった男の子も、魚っぽくて可愛らしい子だったなぁ。

 

あ、『発達ナビ』に新しいコラムが公開されています。

息子のアホ男子っぷりと、授業中の姿勢保持の話ですよ。

 

h-navi.jp 

『発達ナビ』コラム、ゆるゆると再開しています。

こちらで初めて私のことをご存知になった方にしたら、タイトルを見ても何のこっちゃわからんって話かと存じますが……。

 

『発達ナビ』という情報サイトのオープン当初から、発達障害児の親兼発達障害当事者としてコラムを寄稿しておりました。しかし、「お子さんの発達が気になる親御さん向け」というコンセプトの中、段々何を書けば良いのかわからなくなってしまったのです。要はネタ切れですね(笑)。

 

そういったわけでしばらくお休みをしていたのですが、新年度からは成人当事者にもフォーカスしたサイト作りをしたいとの旨、編集長の鈴木悠平さんからお聞きしまして。

ならば書くこともありますよということで、5月からですかね、ゆるゆると再開しました。

詳しい経緯とご挨拶代わりのコラムは下記。

 

h-navi.jp

 

文体もノリも変えちゃって(またそれを悠平さんが活かしてくれてるんだな)、今まで読んでくださった方にしたらどうなんですかね。

まだはっきり見えてないのですが、周りの方々には好評なので良しとします。

 

とはいえ書いている人間は同じなので、基本姿勢は変わりません、こんな感じで。

↓↓↓

 

h-navi.jp

 

今日も16時に新しいコラムがアップされる予定です。

そんなわけで、今後もよしなにお願いいたします。

【スズキケ話】ゴリラ!ゴリラ!ゴリラ!

「今日〇〇君が変な呼び方をしてきたんだよ!」

不機嫌顔で息子が帰宅した。

 

「何て呼ばれたん?」
「なんとかゴリラ」

 

小学生っぽい安直さに思わず吹き出した私。

 

「面白くないよ!ハル、ゴリラじゃなくて人間だもん!」
「ごめんごめん。いやさ、お前さんがゴリラだとしたらさ、私もゴリラだし〇〇君もゴリラなんだよね。そうすると、このアパートは……」
「ゴリラの檻だ……!」
「学校は……」
「ゴリラ専門動物園……!!」
「給食は……」
「エサの時間……!!!」
「ところでニシローランドゴリラの学名は……」
「ゴリラ・ゴリラ・ゴリラ!!!……あれ?なんか楽しくなってきた!」
「そうか、それは良かった。不本意な呼ばれ方して、腹立ったし悲しかったよね。でもね、正面から受け止めちゃうと相手の思うツボなんよ」
「そっか!戦わなければ敵にならないもんね!のんに話して良かった!」

 

これが正解なのかはわからない。いろんなパターンがあるしね。
とはいえ、正面から受け止めていじめられまくってた私の経験を、息子がこれから生き抜くための兵法として授けて行きたいな。

ま、やるやらないの選択をするのは息子だし、実行するのも息子だけどね。

新しい視点を見付けるヒントになれたらな、と。

 

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その日一緒に食べたピノの中皿に、四つ葉のクローバーがあったよ。

【スズキケ話】ひるめしのもんだい

私「お昼ごはん何がいい?」
息子「白いごはんで、味付いてるやつ」

私「……塩かけ飯?」

子「塩かけ飯じゃなくて、カレーピラフや醤油の炊き込みご飯とか」
私「それだと色が付くじゃん」
子「でも、白米だった事実は変わらないでしょ?」

何その「取り繕っても過去は変えられない」みたいなセリフ。

 

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そんな会話の後、昨日のお昼に豆ご飯を炊きました。

初めての○体○○

過日、「ノゾミさんって、書く文章からしてモテなさそう」と知人からご指摘を受けました。「モテなさそうな文章って何だろう?」という疑問はさておきまして。「5人から同時に告白された」というような経験もありませんし、いわゆる「男を切らさない」タイプではないので、決してモテる方でないことは確実です。

そんなわたしですが、男性に言い寄られた経験がないわけではありません。今回はわたしにとっての貴重なモテ話について書くとしましょう。

 

現在41歳のわたしが20代後半のころに話は遡ります。

当時、東京都下の某所に、小さなレゲエバーがありました。当時わたしは都内某所に住んでいたのですが、電車を乗り継いで足を運ぶほど好きな店だったんです。


ある週末、「先に行って飲んでるよ」という友人からの連絡を受けて件のバーへ。
ドアを開け、友人が手を振るテーブルに向かって歩き始めると、「若いころは海外放浪していました。今はオーガニックが大好きです」といった雰囲気を全身にまとった還暦絡みの男性が、わたしの前に立ちはだかりました。

「君には高貴な血が流れている」

(え?いきなり何?つーか誰?)

ポカーンとするわたしを置き去りにして、彼は店中に響く声で
「おい!高貴な方がいらしたぞ!ひれ伏せ下民ども!!!!!」
と。

(ちょ、え、下民って。何言ってんのこの人)

スタッフも他のお客さんも「あーはいはい始まった」と言った表情。
そっと寄ってきた店の常連でもある友人に聞くと、その男性ことCさんは、ときどきバーに現れる馴染みの変人だとか。

めんどくさいのがいるときに来ちゃったのかなーとわずかに落胆しつつ、変人をすり抜けテーブルに移動、ビールをちびちび飲んでいると、Cさんはわき目も振らずに歩いてきて、わたしの前にシッダウン。
「ご一緒してよろしいかな?」
わたしがはいもいいえも言わないうちに、Cさんは学生運動だの右だの左だの、「あ。やっぱり海外放浪してて今はオーガニックが大好きなんだ」みたいな内容の、なっがーい自己紹介を始めたんですが、半分以上聞き取れないほどの早口。

話が終わるとこちらの反応を待たずにスタッフを呼び、
「おい、メニューにある料理を全部持って来てくれ!」。

次々と運ばれてくる料理を眺めながら「これ全部食うのかすげーなジジイ」と思っていたら、
「こちらはあなたさまへの供物でございます。すべてお納めくださいませ」
と。

(えええええええっ!?供物?????)

供物の2文字にも驚きましたが、何より量。

「こんなに食べられません!困ります!」
断るわたしの言葉なんぞ、全く聞いちゃいません。
「このような方におめもじかなうとはありがたき幸せ」
というや否や、椅子から降りて五体投地を始めたのです。

これを読まれている方は、五体投地をされたことはありますか?わたしはこのときが初めてでした。仏教の聖地ではないのに…… 本気で意味がわかりません。

日本語じゃない言語で何か唱えてるし目がイッちゃってるし。何かキメてるわけでも酒が入ってるわけでもなし。完全しらふだからこそかなり怖いのです。
トランス状態になったところで逃げようかと思っていたら、Cさんの動きはピタッと止まり、
「タバコ買ってくる」
と言い残して店を出て行きました。


「何あの人、いっつもあんななの?」
と友人に聞くと、
「いつも変な人だけど、今日は更に変だ。ノゾミ、気に入られたんだね……」
ですって。気に入ったから五体投地って初めて聞いたよ……。


平静を取り戻したCさん、店に戻って来たかと思ったら、コンビニ袋からレンズ付きフィルムを取り出して、今度はわたしの撮影を開始。勿論全力で拒否するわたし。
「あの、ちょ、そういうのやめてくださいませんかね……?」
「Cさん、ノゾミ嫌がってるよ」
友人も見かねて助け船。

「黙れ!!!!!このお方の姿を写して現像をすれば、お会いできないときにでも礼拝できるんだ!!!!!俺の信仰心を軽んずるな!!!!!」

(ジジイ落ち着けわたしは人間だ!崇拝の対象にしないでくれ!)

「美しい女性がいればその場でマス〇ーベーションするのが礼儀だが、このお方の場合は目の前でするのがはばかられるのだ!!!!!」

今のわたしであれば「店主、すぐさまこの変態ジジイをつまみ出せ。そして出入り禁止にしろ」ぐらいは言うでしょう。しかしこのときは唖然するばかりで、声さえ出ませんでした。

Cさんは五体投地を再開、トランス状態に。
そしてまた
「コンビニ行ってくる」
と、レンズ付きフィルムを置き忘れたまま店を出て、その日は戻って来ませんでした。


その数日後、Cさんが柵の付いた病院に入院したと友人から聞きました。
Cさんの退院を待つことなく、店は店主の奄美大島移住を機に閉店。その後彼がどうなったかを知る術は、今のわたしにはありません。


あのできごとが、わたしの「大概のことには驚かないハードル」を、ぐっと高くしたことは間違いないでしょう。

 


あ、モテ話じゃないですかそうですか。

ラーメンかつ吉

東京に住んでいても東京タワーに登ったことがない人がいるように、「いつでも行ける」と思える場所にはなかなか足が向かないものだ。

中学校への行き帰りに前を通っていた『ラーメンかつ吉』は、わたしにとってその最たる存在。波板張りの食堂然とした店構えは、決して敷居が高そうではない。とはいえ、『かつ吉』。ラーメン屋なのにまるでとんかつ屋のような屋号を掲げる店の主はなんだか面倒そう……そんな印象が拭えなかった。


しかし、見慣れた風景が姿を変え、馴染みであった店が看板を下ろすことが少なくない昨今。「いつでも行ける」という思い込みにより、「いつかは行きたい」というかすかな願望が、叶わぬままで終わるかもしれない。少しだけ自分を奮い立たせ、『かつ吉』の扉を開けた。

出迎えてくれたのは、わたしの勝手な想像とはまったくかすらぬ、還暦絡みと思わしきにこやかな男性だった。
4人掛けのテーブル席が4つ、6人が座れるカウンター。こちらは想像どおりの食堂らしい造り。AMラジオの音声が温かく響いている。

メニューにあるのは塩ラーメンと醤油ラーメン、 チャーハン、焼豚丼、ライス等、奇をてらったものはない。夏には冷やし中華も加わるようだ。選択肢は少ないが、わたしにしたら初めての店。どれを食べたら良いのか迷ってしまう。
「おすすめはどれですか?」
と訪ねると、
「塩ラーメンが評判いいね」
とご主人が微笑むので、それを注文。

出てきたものを見て驚いた。スープにはいっさい濁りがなく、丼の底が見えるほど透明なのだ。すすって驚き再び。野菜の甘味と昆布や椎茸の旨味がしっかり活かされた出汁は、ラーメンスープと思えないほどの上品さ。極細の麺と絶妙に絡み合っている。叉焼の代わりに添えられた蒸し鶏も好相性。優しく、しみじみと美味しい。


たまたま客がわたしひとりであったので、お話を聞くことができた。
ご主人である重野隆男さん(65)は、生まれも育ちもこの土地。市街地の料亭で腕を奮うお祖父さんに憧れて料理人を志し、中学校卒業と同時に上京。日本橋人形町の割烹で10年修行した。
「自分が店を構えるなら、気軽に食べてもらえるものがいいとずっと思っていたんです」

日本料理の道へは進まず、帰郷してこの店を開いたのは40年前。最初は大衆割烹に近い品揃えだったという。
あるとき、お客さんからの提案で作ってみた和風出汁の塩ラーメンが好評。試験的裏メニューだったが、注文が増えたことから定番化。ラーメン中心になったのは25年くらい前。ちょうどわたしが店の存在を知ったころだ。

とんかつを出していた時代も、やはりあったのだろうか。
「屋号のことですか?よく言われるんですよ、紛らわしいって」
重野さんのお祖父さんが克吉さんというお名前で、そこから拝借したのだとか。

「やっていることは違いますけど、料理に心を込める祖父のようになりたくて入った道ですからね。屋号にしておけばいつでも思い出せるでしょう。祖父も喜んでくれました」


昼間はほとんどひとりで切り盛りしているが、混雑する夜には、奥さん(62)と近所に嫁いだ娘さん(28)が手伝ってくれるのだという。現在息子さん(30)は県外の料亭へ修行に出ており、年内には重野さんとふたりで厨房に立つ予定になっている。


後継ぎも決まっており、ひとまず将来も安泰であろう『ラーメン かつ吉』。
だが、残念ながらわたしは二度と訪れることができない。

 

 

 

 

 

なぜなら、これは過日見た夢の話だから。

【レシピ】海南鶏飯

もうひとつの我が家の定番メニューが海南鶏飯です。

玉子焼きや野菜は付け合わせとしてその都度テキトーに作っています。
なので、海南鶏飯の本場・シンガポールのそれとは別だと思っていただけたら幸いです。


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≪材料≫4人分ぐらい

米……2合
長ねぎ……1/2本(青い部分も)
生姜……ひとかけ
鶏むね肉……1枚
塩、こしょう……各適量


[A]
 鶏ガラスープ……350ml
 塩……小さじ
 ※市販の鶏ガラスープの素を使う場合
水……350ml
鶏ガラスープの素……小さじ2
 酒……50ml
 

≪作り方≫

①米は洗って30分以上浸水させて、ザルに上げる。鶏肉はフォークなどで穴を開け、塩こしょうを振り、油をひかないフライパンで皮目から焼き色が付くまで焼く。長ねぎは小口切り、生姜はみじん切りにしておく。

②鍋に米、長ねぎと生姜、[A]、鶏肉を入れて炊く。※炊飯器でもOK

③炊き上がったら鶏肉を取り出して食べやすい大きさに切る。器にご飯と鶏肉を盛り付け、好みでスイートチリソース等をかけていただく。